白内障について
光がまぶしい、視界がぼやけるなど
見え方の異常は
早めにご相談ください
白内障は、目のレンズの役割をしている水晶体が、白く濁った状態になる病気です。ほとんどは老化に伴って発症し、平均寿命が延びた現在では、年齢を重ねるとほぼ100%の人が発症するとも言われています。また、糖尿病やケガ、薬の影響によって起こる場合もあります。当院では白内障の日帰り手術に対応しておりますが、発症してもすぐに手術が必要なわけではありません。また、病気が進行しても手遅れにはなりませんが、他の病気を併発するリスクがあるため、早めに診断を受けることが大切です。
こんな場合はご相談ください
- 目がかすむ
- 視界が暗く感じる
- 視力が落ちる（メガネが合わなくなる）
- 二重三重にだぶって見える
- 光がまぶしい
など
白内障の原因
目の水晶体はタンパク質と水が主な成分です。加齢や長年にわたる紫外線の影響などにより、これらの成分が変質して、次第に白く濁ることが白内障の原因です。加齢に伴ってどのような方でも水晶体に濁りが生じるため、ご高齢の人ほど発症が増え、最も多いのは加齢性白内障です。ほかにも、糖尿病やアトピー性皮膚炎、風疹、目のケガ、放射線、ステロイド剤などの影響で発症することがあります。
治療方法
点眼薬
見え方の異常が、日常生活や仕事に支障をきたさない程度の初期段階なら、目薬を使う点眼治療が可能です。白内障の進行を抑える目薬を使います。
手術
見え方の異常により日常生活に支障が出るようなら、外科的手術の検討が必要です。現在では、濁った水晶体を超音波で粉砕して取り出し、その代わりに水晶体の役割をする眼内レンズを入れる「超音波乳化吸引術」と呼ばれる方法が一般的です。局所麻酔で行われ、手術による視力の回復が見込めるため、多くの患者様に不安なく受けていただける手術です。ただし、眼内レンズにはピント調節機能がなく、手術後もメガネなどによる視力の矯正が必要となる場合があります。