一般眼科について
さまざまな目のトラブルに
しっかりお応えします
私たちは情報の8割を視覚から得ているとされ、目のトラブルは日常生活に大きな支障を与えます。ドライアイや眼精疲労、目の充血やかゆみといった一般的な症状から、視力の低下、かすみ目、涙目など、目に起こるさまざまな症状に、当院は幅広く対応しております。目のお悩みや困りごとは、どうぞお気軽にご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 目ヤニが気になる
- 瞼がぴくぴくする
- 目がかゆい
- 目が疲れやすい
- 涙目
- ものもらいができた
- 目の充血がひどい
- 目がかすむ
など
代表的な疾患
結膜炎
眼精疲労
眼精疲労になると、目の疲れが長期間にわたって改善せず、肩こりや頭痛、吐き気などの症状を伴うこともあります。別の疾患が疲れや症状の原因になっている可能性もあり、気になる症状がある場合はすぐに当院にご相談ください。自然に治癒することはないため、生活習慣や環境の改善についてもアドバイスいたします。
主な原因
- 目に合わない眼鏡やコンタクトレンズの使用
- 遠視や老眼の放置
- 斜視、斜位がある
- 眼瞼下垂
など
老眼
40代前半から半ば以降に、近くの物が見づらいと気になり始めた場合は老眼の可能性があります。目の老化現象で、近くを見るときのピント合わせに時間がかかるため、夕方になると目の疲れを感じます。また、「老眼鏡をかけると老眼が進行する」と聞いたことはありませんか?実は、これは根拠のない誤った認識です。そのまま無理して裸眼で過ごすと逆に目に負担がかかるため、目に合った老眼鏡、遠近両用眼鏡の着用をおすすめしています。
主な原因
- 加齢による目の筋肉の機能低下
- 水晶体の硬化によるピント合わせ機能の低下
など
ドライアイ
涙の量の不足や成分の変化により、目の表面に涙が均等に行きわたらない状態です。パソコンやスマートフォンの普及により、悩む方が増えています。目が乾いてゴロゴロするなど不快な症状を伴うだけでなく、目の表面に傷がつくこともあります。悪化すると、視力低下や目の痛み、黒目の表面がはがれる角膜上皮剥離の発症にもつながるため、放置は禁物です。
主な原因
- エアコンやコンタクトレンズなどによる目の乾燥
- パソコンやスマートフォンの使用による目の酷使
- 加齢による涙腺の分泌機能の低下
- 涙の量の減少
など
ものもらい
一般的にものもらいとは麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と呼ばれるできものです。まぶたにある脂や汗の分泌腺に細菌が感染し、急性の化膿性炎症が起こった状態で、目のかゆみや充血、目やにといった症状が現れます。まぶたが赤く腫れ、まばたきをしたり指で押したりすると痛みを感じることもあります。
主な原因
- 不衛生な手などで目に触れることによる細菌感染
- 抵抗力の低下
など
逆まつげ
まつげが眼球の方に向かって生えるケースと、まぶたの縁が眼球側に向いてしまうケースがあります。前者を睫毛乱生(しょうもうらんせい)、後者を眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)と呼び、いずれも目がゴロゴロする、涙目になる、目が痛いといった症状を伴います。自分でまつげを抜くと、黒目を傷つける、細菌に感染するといった恐れがあるので、眼科を受診することをおすすめいたします。
主な原因
- まぶたのケガ
- まぶたの筋力低下
- まぶたのたるみ
- 先天的な原因
など
霰粒腫
まぶたにしこりのような白っぽい塊ができ、腫れる状態を霰粒腫(さんりゅうしゅ)と呼びます。細菌感染が原因の麦粒腫(ものもらい)とは異なり、無菌性の炎症ですが、急性化膿性霰粒腫になると、目の痛みや目やにといった麦粒腫と同様の症状が現れるケースもあります。
主な原因
- まぶたの縁にある皮脂線の詰まり
- 分泌物の滞留
など
はやり目
風邪の原因菌でもあるアデノウイルスの感染によって起こる結膜炎です。感染力が非常に強く、はやり目の人が触れたものに他の人が触れ、その手で目をこするなどすると、高い確率で感染します。当院では、通常の検査キットよりも精密な検査機器を導入しておりますので、目の赤みや目やになど気になる症状がある場合はすぐにご相談ください。
アレルギー性結膜炎
結膜に炎症が起きるアレルギー性結膜炎の原因として、花粉症があげられます。アレルギー反応を引き起こす「アレルゲン」という物質が目の表面に付着して症状を引き起こします。主な症状として、目のかゆみや充血、目やになどが現れます。
流涙症
特に理由がないにも関わらず、涙目になったり、目尻や目頭から涙がこぼれ落ちたりする状態を流涙症と呼びます。涙が多すぎて、視界がかすむだけでなく、涙で目の周囲の皮膚がかぶれることもあります。目薬で症状が改善しない場合は、手術を検討します。
眼瞼下垂
まぶたが下がってきて、見え方に問題がある状態です。まぶたを上げる筋肉や腱の機能低下、トラブルが原因で、見えづらさのほか、肩こりや頭痛、疲れやすいといった症状を伴い、眠そうに見えるケースもあります。先天的なタイプと成人になってから発症するタイプ、まぶたの筋肉や腱には異状がないにも関わらずさらに眼瞼下垂に見える偽瞼下垂があります。症状は共通ですが、タイプによって治療法が異なるので、正しい診断が欠かせません。
小児眼科について
気になる症状は
早めにご相談ください
目の機能が急激に発達する幼児期は、お子様の発達にとって非常に大切な時期です。必要に応じて斜視、弱視に対する訓練や治療眼鏡の処方なども行います。小さなお子様は、見え方の問題を言葉で伝えることができません、目の動きや表情など気になることがある場合は、早めにご相談ください。お子様の目の健全な発達をしっかりとサポートしてまいります。
こんな場合はご相談ください
- 子どもの目が寄っている気がする
- 物を見る時いつも頭を傾けている
- テレビを近い位置で見るようになってきた
- 目を細める回数が多いと感じる
など
お子様に多い疾患
仮性近視
目のピントを調整する筋肉が緊張して縮んでしまい、一時的に遠くのものが見えにくくなる状態です。環境や遺伝などさまざまな要因で発症すると言われていますが、原因を特定するのは容易ではありません。適した治療と生活改善で視力の回復が期待できるため、学校の検診で近視を指摘された場合は、お早めにご相談ください。
結膜炎
白目とまぶたの裏側にある透明の結膜が、炎症を起こしている状態です。目の赤み、かゆみ、異物感などの症状を伴います。黄色ブドウ球菌などによる細菌性、アデノウイルスなどが原因のウイルス性、花粉やハウスダストによって起こるアレルギー性あります。
斜視
一方の目の視線が別の方向に向いている状態で、約2%のお子様に見られます。目の筋肉の異常や遺伝などによって起こり、視線の向きによって内斜視、外斜視など種類があります。当院では、経過観察や視覚訓練など、お子様の状況に合わせて対応いたします。
内斜視
外斜視
上斜視
下斜視
弱視
5~6歳くらいまでの間に、目で見えている像が脳とうまくつながらないことで、視覚の発達が遅れている状態です。斜視、強度の遠視、乱視などが原因で、視力が低いためはっきりと見えない状態になります。6歳までに訓練を行うことで視力の発達が期待できるため、早期に発見することが大切です。
色覚異常
色を認識できない状態ではなく、他の人が見ている色とは違う色に見えている状態です。このため、色の見分けや同系色の色合いを区別する際に、少々困難を伴います。色を見分けることに苦労していると、学習能力に問題があると勘違いされるケースもあるため、お子様の気になる様子などを見逃さないことが肝心です 。
間違えやすい色の組み合わせ
赤 / 緑
青 / 紫
茶 / 緑
オレンジ / 黄緑
ピンク / 白 / 灰
緑 / 灰 / 黒